ロンドンのパン屋さん
2013年10月14日
起き抜けのぼんやりした頭でまずお湯を湧かし、オーブンを温めて、ヨーグルトに入れるフルーツを洗いBBCのニュースをつける。天気予報は必ず手を止めテレビの前へ。そしていつもながらがっかりする。
今日はイギリスの電車代が高くなる事や子供の誘拐事件のニュースの後、
何やら甘そうなモノが画面いっぱいに広がった。
「クロナッツ」はNYで大人気の「クロワッサン」と「ドーナッツ」のハイブリッドのスイーツで、この夏ロンドンにも上陸し、今は登録商標でもめているニュースだった。
Cocomaya というパン屋さんのオーナーがインタビューに答える。
「うむむ?」「クロナッツ」より背景に並ぶパンが気になって仕方がない。甘い薫りも漂ってきそう。明日から一泊でロンドン。朝食は決まった。
さて、お店はMarble Arch駅から歩いてすぐが本店らしい。宿からも徒歩圏内である事を確認する。
小雨の中朝の8時に店の前に到着。誰もいないぞ。本当に開いてる?
隣はチョコレートショプですが、早朝からは開いていません。
チョコショップの隣には灯が。
ドアを開けるとロンドン娘が「おはよう」と出迎えてくれる。
北欧雑貨も好きそうな短髪の可愛い女子です。これは期待できますぞ。
先客は地元感ある初老のおじさま。紅茶のみで新聞熟読する姿には声がかけにくい感じ。
「何か大事件が?」っと心の声として納める。
開店からたくさんの甘い系パンたちが待機中です。
辛党女子も朝は甘いパンを食べたくなります。
ビンテージのカップを選べるところがイギリスっぽい。
結局選んだのはシナモンロールとパン・オウ・レザンとチョコタルト。
シナモンロールはフィンランドやスコットランドで食べたものとは違うけれど今の流行のクロワッサン風の生地にシナモンが程よく合って美味しい。噛み締め噛み締め。
さすがチョコ専門店が併設されているだけあってチョコタルトは甘すぎず、
コーヒー紅茶両方にマッチする味だ。
その後通学前の小学生を連れたママが来店するが、お客さんはみな静か。
穏やかに甘さに浸れる美味しい空間です。
http://cocomaya.co.uk/