マンチェスターの産業革命

2013年04月21日

マンチェスターは産業革命後、綿織物で劇的な発展を遂げた都市です。
リヴァプールとの鉄道が開通してから、マンチェスターの綿製品は世界中に出回るようになった・・・と学生時代の地理で習いましたね。そうかつてのランカシャー地方。

綿織物工場として栄えた場所が今ではNational Trustになっている
Quarry Bank Mill and Styal Estate に友人に連れられ出かけてみました。
初めての観光ですな。


Quarry%20Bank%20Mill.jpg外観。緑に囲まれ、周囲は散歩絶好コースになっています。


建物に入ると、綿織物の歴史に始まり実際織物が出来て行く行程も詳しく展示され、手作業で綿花を紡いで糸にして織物にしてくまでのデモンストレーションも見られます。

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働いていた工員たちの勤務スケジュールは
朝5時半に出勤、8時に10分ほどの朝食休憩、昼は30分の休憩
午後はお茶の時間10分は休憩、夜の勤務は8時までと過酷な働きっぷりに涙を誘われます。
残業がある日もあったとか。女工哀史。


ここで栄えたのは川の動力を利用して作業を機械化したこと”ということが自慢なので、水力の説明フロアがダントツ広いのが特徴です。水車フェチにはたまらないかも。いるよね、絶対。

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この後は一族がものすごく儲かった様子が細かく語られて出口へと誘われます。

うーん見応えたっぷり。ショップで綿ふきんでも買って散歩して帰りますか。