文化活動 その1
2008年02月05日
せっかくヨーロッパにいるのに文化に触れることをしていない・・・と昨年反省した。
家さがしもキャンペーン中だが、文化活動キャンペーン2008.
文化活動といっても私が行うわけではない。
第一弾はルツェルンで開催された、カラヤン生誕100年を記念するコンサート。
カラヤンは戦後指揮する場所に限りがあり、パリ、ベルリン、ウィーンと並んで
ルツェルンでの演奏会が多かったという。
コンサート会場は駅に隣接したKKL。
ここはフランス人有名建築家Jean Nouvel設計のイベントセンターである。
ルッツェルンを愛するカラヤン自身、完成まで、力を尽くしたらしい。
前々から気になっていたのに、足を踏み入れることがなかったのだが、
この度はその中でも音響効果は抜群と誉れ高いホールで行われることになった。
演奏はベルリンフィルオーケストラ
指揮は彼に師事した小澤征爾。
1曲目はアンネ=ゾフィー・ムターとのベートーヴェンのバイオリンコンチェルト。
黒に真っ赤な花をあしらえたドレスで登場の彼女は、
今ヨーロッパでもっとも人気のあるバイオリニストとしての存在感充分であった。
演奏も繊細で大胆。彼女も13歳でカラヤンに見出され、国際的スターになったのだという。
カラヤンにささげたソロも素晴らしかった。
2曲目はチャイコフスキー。高揚感あふれる演奏。
前回も思ったが、小澤さんの指揮はエネルギッシュでチャーミングだ。
その後ろ姿に見惚れてしまう。
「のだめのカンタービレ」の知識しか持ち合わせていない私だが、
十分幸せな思いで、周りのスイス人とともに、
「ブラボー」とスタンディングオベーション。
第一弾満足なり。