サンシーロ
2009年11月22日
ミランVSレアル
このカードを見逃す手はないといざミラノへ。
メトロのLOTTO駅から歩き出すと、スタジアムまで結構遠いのである。
小机、いや新横浜駅から新横浜国際競技場よりずっと距離があるように感じて
小走りも疲れてくる。
道中にはパチモノグッズ屋はほとんど見当たらず、
灯りがともっているのは、ソーセージを押し焼きしてパンに挟むという屋台。
同じような屋台がこれでもか!というくらい連なっているのである。
美味いのはどこか?
確かめたいところだが、時間がない。
もーウォームアップから見たかったのに。
歓声が・・・待って。
エントランスが反対側と分かり、もうへとへと。
まっ間に合った。
たどり着いた座った席は熱いミランサポーターのそば。
熱気がビシビシ伝わってくる。
聞きなれたキックオフ前の音楽とともに、紙吹雪が舞う。
「痛、痛い。」
手に取るとお手製の紙吹雪で、これが頭皮にささって痛くてかなわんのだ。
キックオフ。
生で試合を見る醍醐味はボールの行方以外のところだ。
バルセロナの時よりかなり横に成長してるロナウジーニョ。
「ますます守りに走っていかないんだな・・・。」と思っていたら、
PKで見事同点ゴールを放ったとたんに動きが良くなり、相手のボールを取りにいく果敢なプレーに変身。ライン際の見事なボールさばきはやっぱりお金を払ってみる価値があるのだ。
膠着状態で、ミランのサポーターが盛りあがる。
何かと思ったら、インザーギがウォームアップを始め、
「俺に任せろ」とスタンドに向かって胸をたたいていた。
くーカッコいい、惚れそうである。
試合は結局1-1の同点で終了。
すると私の後ろから、凱旋したカカに向かって
「お前なんか死んじゃえー。」と罵倒の声が・・・。
その声が届いたのではないだろうが、ピッチのカカは頭上で拍手をしながらミランサポーターにあいさつする。応えてスタンドから大歓声があがり、罵倒おじも押し黙る。
カカいい奴。
寒くても、生観戦はこうでなくっちゃ。