南アフリカに行きました ①
2009年05月10日
風邪を押して旅に出た。
子供のころから行きたかったアフリカだからだ。
チューリッヒから直行便でヨハネスブルグまで10時間。
珍しく飛行機で熟睡して9時到着。時差もないので違和感ない。
空港は思っていたよりずっと近代的だ。
気を許すと自分の荷物がなくなるであろうと緊張していたのだが
その心配はいらないらしい。
バゲージカウンターには来年のW杯に向けての広告などがモニターに映し出され、
そのシステム導入はスイスよりずっと進んでいる。
税関を出るとネームプレートをもった人々がたくさんいた。
自分の名前を見つけてホッとする。
ペルーに行った時、決してタクシーに乗ってはいけないニオイがしたが
この空港には声をかけられても足早になってしまうあの”ゾワゾワした危険な感じ”がしない。
「なんだ普通のタクシーでもよかったんじゃないの?」
車に乗り込んで呑気な話をしていると、
ナイジェリアあたりでは、看板の名前を写して迎えより前に捕まえて拉致する誘拐犯もいるらしいと後で聞いて少しこわくなる。
空港周りはバラック街があって貧しい地域が広がっていた。
屋根はトタンで大きな石で止められている家がいくつもあった。
区画の中にぎゅうぎゅう詰めにされているように見える。
窓のない家。
高速道路の脇をあるく人々。
ここにも現実を見る。
それから南アの首都はヨハネスブルグではないことをあなたは知っていますか?
プレトリア(行政府 人口147万人)
ケープタウン(立法府 人口290万人)
ブルームフォンテン(司法府 人口35万人)の3都市が首都。
ヨハネスブルグは人口490万人も住んでいるけれど
経済の中心でしかないのだ。
少々緊張気味で入国した南アフリカ。
このあと驚きが待っていた。