中田浩二さま

2006年11月27日

VIP続編の前に・・
スイスに住んでいるというのに、いまだKOJI NAKATAの試合を観ていないことに気がついた。
今日はFCチューリヒ対FCバーゼルの試合があるではないか・・・。

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スタジアムはウチから車で15分くらいのStadion Letzigrund

出掛けに座布団やらホカロンやら、毛布やら探してバタバタしていて、
家を出られたのが16時のキックオフの30分前。
「日曜だし、大丈夫、道は絶対空いてるよ。」と余裕でいたら、
スタジアムの周りは大渋滞。
「こんなにぎりぎりなのに、サッカー渋滞ってわけないよね?」

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入り口付近には、大勢の警察官に、機動隊が並び、物々しい雰囲気。

そうそう、思い出した。去年優勝を決める試合もこの2チームの対戦だったのだが、敗れたFCバーゼルのサポーター達が暴徒と化し、何人もの逮捕者が出たのだった。
「試合終了前に出ないと、ヤバイね。」

さて、まだチケットを手にしていない私たち、
「チケット2枚ください。んー60フランの席にしようか?40フランか?どうする結構高いよ。」
「(こいつら今頃何言ってんだ)もう立ち見だけだよ。25フラン」
えっ、立ち見?
DSCN2218.jpg立ち見もこんな超満員。
座布団も毛布も使い道のないエリア・・・しかも団結感みなぎるFCバーゼルサポーターサイドに案内される。
ゴール裏の金網越し、いや金網につかまりながらに中田浩二を探す。
「おっあのマスク男はもしやKOJI?」
(KOJIは10月の試合で鼻を骨折していたらしい。不勉強でした)

“バットマンKOJI”
はゴールに攻め入るチューリッヒ勢に何度も果敢に襲い掛かっていた。
その度、背後のサポーターから大歓声。
私が「KOJI」と声かけするか、「NAKATA」にするか迷っていた前半32分。
相手選手のボールが中田の顔面に直撃
見ている私にはスローモーションみたいだったけど。
平然と見える中田はマスクの上から鼻をチーンとかんだ。
たらーっと液体が鼻から落ちる。んんん?審判が駆け寄った。
ピッチの外に出て、マスクをはずした中田の周りにドクターらしき人が集まる。
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「止まれ、止まってくれ、鼻血。」

一人の右手が上がり人差し指が左右にふれる。そして両腕がくるくるまわる・・・
って交代?
選手交代直後、DFのリズムが乱れたFCバーゼルは立て続けに2失点。
「中田は守りの要なんだね。」と変に納得していたら、背後のFCバーゼルサポーターの雰囲気が悪くなってきたので、退散することにする。早。

結果は3対2でFCバーゼルは負けてしまったらしい。
鼻どうかご自愛ください。次回はバーゼルまで応援いきます。