強敵あらわる。

2011年02月25日

最初に驚いたのは借り住まいに移った朝だった。

台所で朝食のマンゴーを切っていたら、
かろうじて目に見える薄茶色のものが動いていた。
奴らは列をなしてやってきていた。

声こそ出さなかったがその数に驚き、
ひと箱300円もするティッシュを使って殺して回る。
おいおい追いつかないよ・・・。

掃除に来たお姉さんに「これこれ」というと、
「あーファミーガ」と蟻のポルトガル語を教えてくれた。

いやそうじゃなくて退治をたのむよ。

大きなスプレーで”シュー”とするお姉さん。
ちょっと笑顔。
たくさん”シュー”してくれる。サービス?

人間にも悪そうだけど、これもブラジルなんだと言い聞かせるよ、自分に。

次の日はベットに上陸してきたので、自前のスプレーを購入し
ベットの足に入念にかける。
”シュー”シュー”シュー”
見ただけで体がかゆい。

今朝起きたら、おにぎりが食べたくなって3つ握る。
のりでくるっとまいて中身はおかかと梅とこんぶ。
一つ食べて、後はお昼ごはんに大事にとっておいた。

外出から戻ってきたら、ラップの中に動くものが・・・・。

「ぎゃー」

私の梅干しおにぎりによじ登る白アリたち。

スイスの白アリはこんなに食い意地ははってなかった。

許すまじブラジル蟻。